青黒諜報

前の記事の続きです

初週のMO5-0リストの中で僕が特に興味を持ったのは青黒諜報でした

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デッキリスト | 晴れる屋


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ラヴニカのギルドで追加された強力なデーモンを4枚採用しているデッキです

目を引くのはメインに4枚積まれた
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このカード

虚報活動のアドバンテージを生み出す力は絶大でロングゲームになればなるほど力を発揮します

更に除去、カウンター、ドローソースにフィニッシャーと1通り揃っているこのデッキは非常に魅力的に見えました

 

とりあえず完コピして回して思ったのは

  • 虚報活動4枚はやりすぎ
  • 自発的にプレッシャーをかける手段に乏しい
  • 発見+発散が強い

ということでした

 

虚報活動はロングゲームには強いのですが相手がボロスや先行のセレズニアトークンだった場合置いている暇がないので完全な無駄牌になります

相手が自分で選んで捨てられるハンデスはあまり強くないので3t目の盤面を捨ててまで貼るものではありません

強いカードではありますが悠長だと言うのが結論です

 

 

このデッキにはおおよそクロックと呼べるものが6枚しか入っていません

しかも5マナ以降と重く除去耐性も無いので消されたりするとそのターンはかなりしょっぱいものになります

追加のプレッシャーをかけられる手段が必要だと感じました

 


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このこのカードは本当に素晴らしいです

思考消去と合わせてディミーアのベストカードだと思います

発見は①青or①黒で唱えられる定業

発散は青黒というカラーリング上触れないエンチャントやアーティファクト、更には呪禁クリーチャーまでバウンスすることが出来ます

特に殺戮の暴君のような重いアクションに対して差し戻しのような形で唱えることができれば大きなテンポアドバンテージを得ることができます

 

 

そして手を加えたリストがこちら

青黒諜報ver.2

水没した地下墓地4
湿った墓4
島6
沼7
天才の記念像1
ディミーアのギルド門1
廃墟の地2

 

破滅を囁くもの4
夢喰い2
正気泥棒4

 

思考消去4
発見+発散4
渇望の時2
概念の雨2
煤の儀式2
悪意ある妨害4
ヴラスカの侮辱4
名声の対価1
呪文貫き1
アルゲールの断血1

 

死の重み1
渇望の時1
煤の儀式2
強迫3
否認1
薬術師の眼鏡1
軽蔑的な一撃2
血の刺客2
最古再誕2

 

まず発見+発散を4枚に

これは思考消去と合わせて2t目に取りたいアクションで2ランドキープを積極的に肯定します

キープ基準になり、欲しいカードを探せて、いざとなったら除去にも使える

4枚以外ありません

 

そして3t目のアクションを虚報活動から正気泥棒に

正気泥棒はワンパン通るとゲームが壊れる最強の3マナクリーチャーです

ハンデスから自発的にプレッシャーをかけるには最適なクリーチャーです

 

虚報活動はドローソースも兼ねていたので追加のドローとして概念の雨を2枚

色拘束が強い分効果も少し強くなった骨読みです

薬術師の眼鏡も試したのですが、メインボードに関しては余り感触は良くありませんでした

このデッキは5t目以降常に諜報で無駄牌を弾き続ける事が出来るのでジャンプスタートのコストがなかなか手札に入りません

またボロスやセレズニアに対しては4t目煤の儀式がマストです

なのに4t目に2ドローしているようでは間に合いません

なら3tで無理やりタップアウトして煤の儀式を探しに行った方が勝率が上がるはずです

 

 

喪心を名声の対価に

喪心は今の環境だと裏目が致命的です

ラブルマスターに1t動かれても死にはしませんがタージク、オレリアはその1tすら許してくれません

伝説のクリーチャー相手に喪心を抱えながら死にたくなかったので除去が遅れたとしても名声の対価の方が優先されると考えました

 

(ピアスに関してはスペクターを守りたかったため 完全なフリースロットです 黒のタップイン土地が沼になっているのはそもそもあまり必要無さそうだと感じたのと、サイド後1t目に沼から強迫を打つことを考慮した結果沼になりました)

 

 

 

サイドボードに関してはメインボードで不利なアグロへの耐性を上げるために軽いピン除去を2枚

ボロス、セレズニア(青単ゴミも)に対して即勝利条件になる煤の儀式もサイド後は全力投入の2枚

ミラーやテフェリーデッキに対してアクション数で差をつけるため強迫3枚

コントロールに対して仕掛けるカードとして薬術師の眼鏡1枚

サイド後はほぼあらゆるデッキに入れて脅威をシャットアウトする軽蔑的な一撃2枚

墓地対策兼コントロールへの追加のクロックとして血の刺客2枚

青の嗜み否認1枚 

呪禁に対する切り札でありリソースで突き放すための最古再誕2枚

 

 

 

デッキの動きとしては積極的にタップアウトして呪文を唱えます

サイド後も常にハンデスで前方確認をしながら相手に不要牌を握らせてドローを進めましょう

ハンデスと除去で一対一交換を繰り返しながらこちらは諜報でライブラリトップを操作してドローの質を上げます

特にデーモンが着地した後はデーモンが新しいデーモンを呼び夢喰いを呼びます

次々に諜報がチェインしてクロックがドバドバ、カウンター握って空からパンチが主な勝ち筋です

 

 

 

繰り返しになりますが、とにかく
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この2枚が青黒諜報の心臓だと思っています

2ランドキープでヒヤヒヤする心配もなく、ドローの質を常に高い水準に置けるので事故が減って髪の毛に優しいです

従来の青黒コントロールと違い自分から積極的に動けるのがこのデッキの魅力です

 

 

このデッキを改良するとしたら赤を足すのも良いと思います

メインボードにはニコルボーラスとシヴの火、サイドボードにはラルを追加できます

ニコルボーラスは中盤以降のバリューが非常に高く是非試してみたいです

シヴの火は貴重な1マナインスタントの除去でこのデッキにはのどから手が出るほど欲しい呪文です

ラルはそれほど話題になっていませんが、テフェリーがぶっ壊れてるだけでラルも相当に強いカードです

リソースを稼げて、除去も出来て、生き残ったらフィニッシャーになるラルは非常に心強いと思います

 

 

従来の青黒コントロールの流れを汲みながらも大量に入っている諜報でライブラリー操作ができるこのデッキ

今だとそんなに高くない値段で組めると思うので本当にオススメです

 

 

 

 

夢喰いについて書くのを忘れてました

まだ持ってない人は安いうちに2枚くらい買っといても良いんじゃないでしょうかf:id:tarmo45:20181008030754j:image

このカード、獣です

僕はずっとテキストを勘違いしててクリーチャーしかバウンスできないと思ってました 

よく読んだら土地以外って書いてあって本気でびっくりしました

青ハルクも相当ヤバイカードでしたがこいつも別の方向で大概ヤバイと思います

”飛行4/3を起きながら” ”諜報4して” ”バウンス”

3個のアクションを6マナで相手のエンドに行えます

テンポの取り方が異常でコンバットに合わせて出してブロックしても良し、暇だからとりあえず出して良し、使えば使うほど好きになりました

 

 

ラヴニカのギルドのスタンダードはとても楽しいのでもっともっと人が増えてほしいです

今回はこの辺で