禁止カード狂想曲
またこいつの話です
すみません
でもやっぱり話題のカードなので触れない訳には行かないと思います
皆さんご存知の通り先日のMF名古屋でオーコはtop8に28枚採用される大活躍を見せました
勢いそのままに優勝も奪い取りまさに我が世の春を謳歌する泥棒であります
会場の名古屋ではオーコを買取に出す人で溢れかえり価格が暴落
国内のカードショップだと大体6000円そこらなのですが会場では4000円ほどで買えたそうです(行ってないので聞いただけ)
次の禁止改定は11/18日ですが早くもオーコ禁止は既定路線のような雰囲気です
禁止すべきはオーコだけ？
top8デッキリストを見ればわかりますがメインに多数採用されているカードはオーコだけではありません
金のガチョウ(28枚)
意地悪な狼(28枚)
ハイドロイド混成体(28枚)
世界を揺るがす者、ニッサ(28枚)
はい
見ての通りスタンダードを破壊しているカードはオーコだけではありません
今のフード一強とも言える状況はオーコを含めたこの5種類のカード達に支えられたものです
オーコ禁止オーコ禁止と騒がれますが、オーコを1枚禁止にしただけでどうこうなるデッキなのか？というのがまず疑問です
もちろん大幅な弱体化は免れませんが、死者の原野亡き今ニッサハイドロを主軸とした青緑の中速デッキはその後も多くのデッキに一方的なゲームを仕掛けるパワーを依然として持つと思われます
コントロールデッキやアグロデッキ全般の使用率を上げようと思うならこの5種類の中から少なくとも2枚は禁止を出すべきだと思います
SNS時代のマジック・ザ・ギャザリング
私はマジックオタクなので2日間の大会の中継をTwitchでダラダラ見ながら週末を過ごしたのですが、強いカードに対して禁止しろというコメントを多数見かけました
もちろん冗談半分だと思いますが、これから先は特定のデッキや特定のカードを大会を通して多く見る機会が以前よりも増えると思います
MTGAとSNSの存在がスタンダードを大きく変えました
昔と違い誰でも最強デッキを簡単に知る事が出来、アリーナでならば安価で手にすることができます
熊谷陸選手が優勝を決めたまさにその瞬間、地球の裏側でも全く同じデッキを使ってミラーマッチが行われていた事でしょう
最強デッキが瞬く間に知れ渡り、世界中の人の手によって恐ろしいスピードで強く、洗練されたデッキに進化していきます
そしてそのリストもまたあっという間に拡散されまた別の人の手によって強化されていくでしょう
名古屋でのフード系デッキの2日目のシェア54%という数字も珍しいものではなくなると思います
最強デッキや最強カードが大型大会を席巻するこの流れは恐らくもう避けられないでしょう
強いデッキが暴れる度禁止禁止と言っていたらキリがないと私は思うのですがどうでしょうか
そして強いデッキやカードしか画面に映らないという世界はもう目の前に来ているのです
禁止カード狂騒曲
ここまではスタンダードの話でしたが、先日パイオニアでも三枚の禁止カードが発表されました
かくいう私もスタン当時三か月しか使えなかったフェリダーでまた遊ぼうと組んでいたのですがその野望も塵と消えました
パイオニアというフォーマット自体まだまだ日が浅く不安定なのでこれからもどんどん禁止カードが出るでしょう（digはさっさと消せ）
フェリダーがダメなカードだというのは身に染みて理解しているので今回の禁止も納得です…が、もう少し遊ばせてくれよとは思いました
結局実戦投入は一度もないままストレージに再び戻っていくフェリダー君…またいつか一緒に大会に出て優勝しような
毎週行われるパイオニアの禁止改訂と11/18のスタンの禁止改訂
ここ最近のマジックの話題は禁止カードの話ばかりです
禁止カードが滅多に出ないカードゲームという触れ込みは露と消え今や気に入らないカードは禁止しろの大合唱
正直、つまんねーなって思います
個人的な話ですが私は強いデッキを倒そうともがいてる時が一番楽しいです
バントカンパニーも、霊気池の脅威も、マルドゥビークルだって、赤黒機体もゴルガリもスゥルタイだっていつだって最強デッキは僕らの前に立ちはだかりました
（禁止されてマジで嬉しかったのは霊気池の脅威だけです。あれはク〇ソ）
「いや無理だろこんなのｗ勝てんわｗ」と何度もさじを投げたくなりました
でもそのたびにカードプールとにらめっこして、メタゲームの隙間を狙って強者に一撃喰らわせようと策を練ってきました
今回のフードデッキだって同じです
僕らから強い奴に一泡吹かせる楽しみを奪わないでくれ
こんなインターネッツの最下層で何をわめこうとウィザーズに届かないのはわかっていますがそれでも言いたかった
禁止カード出すんじゃなくて原野解禁してください
